天皇杯で甲府が大番狂わせを演じ初の決勝進出 鹿島は国内主要タイトル6年連続無冠

 前半、先制ゴールを決める甲府・宮崎
 前半、先制ゴールを決め、イレブンと喜ぶ甲府・宮崎(左から2人目)
 鹿島に勝利し、決勝進出を決め喜ぶ甲府イレブン
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 「天皇杯・準決勝、甲府1-0鹿島」(5日、カシマスタジアム)

 甲府が鹿島を下す大番狂わせを演じ、初の決勝進出を果たした。J2勢では2014年度の山形以来。決勝は16日に神奈川・日産スタジアムで行われる。甲府はJ2では6連敗中で18位に沈んでいるが、一発勝負で強さを発揮した。

 決勝点は前半37分、自陣最終ラインからDF浦上仁騎(25)が縦に送ったボールに抜け出したFW宮崎純真(22)が鹿島GK権純泰(38)との一対一を制し、右足で流し込んだ。

 3大会ぶり6度目の天皇杯制覇を狙った鹿島だったが、FW鈴木優磨(26)らが迎えた再三の好機を決められなかった。0-1の後半39分にはFKからMF仲間隼斗(30)が押し込んだが、オフサイドの判定でノーゴールとなった。国内主要タイトルでは6年連続で無冠となった。

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