天皇杯 J2甲府が大番狂わせ初決勝 宮崎V弾!鹿島撃破「優勝したい」

 鹿島に勝利し、決勝進出を決め喜ぶ甲府イレブン
 前半、先制ゴールを決め、喜ぶ甲府・宮崎(左から2人目)
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 「天皇杯・準決勝、甲府1-0鹿島」(5日、カシマスタジアム)

 J2の甲府がJ1鹿島を1-0で破って初の決勝進出を決めた。前半にFW宮崎純真(じゅんま、22)が先制ゴールを奪い、無失点でしのいだ。J2のクラブが決勝に進むのは、山形が準優勝した2014年度以来。決勝は16日に横浜市の日産スタジアムで行われる。

 甲府が大番狂わせを演じ、初の決勝進出を果たした。立役者はプロ4年目の宮崎だった。前半37分、自陣からDF浦上が送ったロングボールに「あうんの呼吸」で反応。鋭い裏抜けで鹿島DF関川を振り切ると、トップスピードに乗って鮮やかに足元に収めた。「トラップで決まった」とGKとの一対一を制し、決勝点を決めた。

 関川とは中学時代にFC多摩ジュニアユースでチームメートだった。特長は知り尽くしており「(自分が)後ろ向きで(ボールを)もらっても分が悪い。スピードを生かして裏を取っていこう」と狙い通りに仕留めた。

 J2では6連敗で10戦未勝利と18位に沈むが、大一番で勝負強さを発揮した。札幌、鳥栖、福岡、鹿島とJ1勢を連破し、J2勢では2014年度の山形以来となる決勝進出。優勝すれば11年度のFC東京以来となる。「大舞台に強い方。決勝でも点を取って優勝したい」。22歳のストライカーは初々しくほほ笑み、横浜の地での戴冠を誓った。

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