Vお預けの横浜M 引いた相手崩せず敗戦 マスカット監督「フラストレーションのある内容」
「明治安田生命J1、横浜M0-2G大阪」(8日、日産スタジアム)
3年ぶり5度目のJ1制覇は次節にお預けとなった。横浜MはG大阪に先制点を許し、後半にも追加点を奪われて力尽きた。ケビン・マスカット監督は「すごく悔しい気持ちでいっぱいです。日産スタジアムでの今季初めての負けでフラストレーションのある試合内容になった。スタートのところから自分たちが(試合を)コントロールした中でセットプレーからの失点、それ以外の失点はなかなか見えないような内容だった」と振り返った。
立ち上がりから残留争いをしているG大阪に対してボールを保持。だが、前半8分にコーナーキックから先制点を許すと、後半34分にもセットプレーの流れから追加点を奪われた。
攻め込みながらも引いて守備を固めるG大阪から最後までゴールを奪えず。決定機をものにできなかったFW水沼宏太は「崩すとか決めきることが難しいところがあったが、チャンスはたくさんあった。自分自身も決められるチャンスがあったのでしっかりそこを決めていかないとこういう結果になってしまう。あとは決めきる力、どれだけ自分たちがゴールに対して気持ちを持ってやれるか重要になってくる」と語った。
今季リーグ戦では無敗で10連勝も達成する強さを誇っていたホーム日産スタジアムで初黒星を喫し、7試合ぶりの敗戦にもなった。「たくさんの方に集まってもらって、みんなで勝とうという意識を持ってやってもらっていた中で、こういう試合をしてしまって申し訳ない。次は僕たちも今日とは全く違った姿を見せないといけない」と水沼。次節の磐田戦(12日、日産スタジアム)での優勝決定へ気持ちを切り替えた。