カズ「お待たせいたしました」11年ぶりの国立凱旋 終了間際にはカウンターの起点も無得点

 手を振る三浦(撮影・佐々木彰尚)
 ハーフタイムに練習をする三浦(撮影・佐々木彰尚)
 松木の先制ゴールに喜ぶ三浦(撮影・佐々木彰尚)
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 「JFL、新宿-鈴鹿」(9日、国立競技場)

 日本フットボールリーグ(JFL)鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が途中出場し、自身の持つJFLの最年長出場記録を55歳225日に更新した。

 1-0の後半31分、大きな拍手に迎えられて芝を踏んだ。国立競技場のピッチに立つのはJ2横浜FCに在籍していた2011年10月2日の札幌戦以来11年ぶり、改修後では初の公式戦出場となった。

 終了間際には自陣で右サイドにパスを展開し、カウンターの起点となった。敵陣ゴール前へ懸命に走り込んだが、左サイドからの折り返しは相手に阻まれ、無念の無得点に終わった。

 カズは試合後、「無事帰ってまいりました。お待たせいたしました。お待たせし過ぎたかもしれません」と国立凱旋を報告。「皆さんのおかげで最高の雰囲気で、この国立で戦えたことを誇りに思うし感謝したい。両チームともハードワークしていいゲームになった。ここに来てくれた皆さんのおかげです。今年からJFLに参加しているが、選手はみんな上を目指している。ある意味、Jリーグ以上にハングリー精神を持たないと戦えない。これからもハングリー精神を忘れずに戦っていきたい」と語った。

 鈴鹿の三浦泰年監督はカズの起用について「長くて30分、どういう状況でも必ず使うと伝えていた」と明かし、「今後も(起用については)コミュニケーションを取りながら。トレーニングも(他の選手と)同じメニューをこなしてこのピッチに立っていることを含めて、さすがカズだなと思っている」と賛辞を送った。

 東京・国立競技場には1万6218人の観衆が詰め掛け、2008年11月30日に栃木県グリーンスタジアムで行われた栃木SC-FC刈谷の1万3821人を上回り、JFLの最多入場者数記録が14年ぶりに更新された。改めて“カズ効果”が実証された。

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