「明治安田生命Ｊ２、横浜ＦＣ２－３大分」（９日、ニッパツ三ツ沢球技場）

　横浜ＦＣは大分との打ち合いに敗れ、Ｊ１昇格確定は次節にお預けとなった。

　立ち上がりから優位に試合を運びながら、前半５分にサイドを崩されクロスからペナルティエリア中央で相手ＭＦ梅崎司にヘディングで先制点を許す展開となった。

　この試合で横浜ＦＣが２位以内となるＪ１自動昇格圏を確定させるには勝利が必要だった。ホームの後押しも受けてゴールに迫り続けると、同２２分にＦＷ小川航基が左足で一時同点。だが同４５分に直接フリーキックを入れられ再びリードを許した。後半１１分にはまたしても小川が同点弾となる今季２４得点目を突き刺し振り出しに戻したが、同２７分に３度目の勝ち越しを奪われてしまった。

　四方田修平監督は「選手は今日で決めるという集中力と気持ちを持って入ってくれた」と話し、「先に点を与えて追いかける展開が常に続いたのは試合展開として次節はもっとうまくやっていく必要がある」と悔やんだ。

　昨季はＪ１で６勝９分け２３敗の最下位で降格。そこから１シーズンでの復帰が目前であることに変わりはない。次節の金沢戦（１６日、ニッパツ）にも勝利で確定させる。