横浜M まさか連敗で2位川崎2差接近 マスカット監督「まだ何も終わっていない」

 「明治安田生命J1、横浜M0-1磐田」(12日、日産スタジアム)

 首位の横浜Mは磐田に0-1で敗れ、勝ち点62のままでリーグ優勝の決定は29日の第33節以降に持ち越した。2試合連続無得点と2連敗は今季初。2位の川崎は京都を3-1で下し、残り2試合で勝ち点2差に迫った。

 残留争いをする最下位磐田にまさかの黒星を喫した。横浜Mは敗れた前節8日のG大阪戦に続き、下位相手に今季初の2連敗。2位川崎と最大8差あった勝ち点は2試合で2差に迫られた。マスカット監督は言葉に詰まりながら「(G大阪戦と)ほぼ同じような形になってしまった。ゴールを奪うこと以外はできた。今シーズンの中でもなかなか難しい時期。フラストレーションのたまる試合」と悲壮感を漂わせた。

 前半から試合を支配しながら1点が遠かった。水沼は「(優勝が決まるという)プレッシャーは多少なりともあったと思う」と率直な気持ちを吐露。得点を欲して攻め込む姿勢がより強くなった後半39分に、カウンターから一瞬の隙を突かれ決勝点を奪われた。

 シーズン10連勝も達成するなどしていた日産スタジアムで3試合連続勝ちなしと足踏みが続く。川崎が勝利したことにより次節の29日・浦和戦(日産ス)にも王座陥落の可能性が出てきた。

 残り2試合。次節で勝利し、川崎が引き分け以下なら優勝は決まる。「結果が出ていないのは受け止めてやっていかないといけない。でもまだ自分たちはまだ1位です。まだ何も終わっていない」と指揮官。3年ぶり5度目となる優勝間近で訪れた試練を、乗り越えていく。

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