鎌田 欧州CL初ゴール 敗戦も「一つ取れて安心」ロンドンでインパクト残した
「欧州CL・1次リーグ、トットナム3-2アイントラハト・フランクフルト」(12日、ロンドン)
第4戦の8試合が行われ、D組でアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)の鎌田大地(26)が敵地のトットナム(イングランド)戦で前半14分にCL初ゴールとなる先制点を決めた。鎌田と長谷部誠(38)は後半途中までプレーし、チームは2-3で敗れた。
スポルティング(ポルトガル)の守田英正(27)は0-2で負けたマルセイユ(フランス)戦の前半22分に交代した。同組はトットナムが勝ち点7の首位でマルセイユとスポルティングが同6、Eフランクフルトが同4。
C組のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、A組のナポリ(イタリア)、B組のクラブ・ブリュージュ(ベルギー)が突破を確定させた。
鎌田が欧州最高峰の舞台で初得点を決めた。勝利には結び付かなかったが、「最初のゴールというのはどのリーグでも、どの大会でも大事。まず一つ取れたのは安心する」と重みをかみしめた。
相手の軽率なミスから得た前半14分の好機に、フリーで走り込んで右足で決めた。今季公式戦7点目となり「いい場所にいたと思うが、ほとんど(アシストした)ローデのゴール」と感謝した。
その後はトットナムのスピードとパワーに押されたが、自陣に戻って孫興民のドリブルを止めるなど守備でも奮闘。敗れはしたが「こういう相手だと守備に回ることが多いので、もちろん自分がやらないと駄目。うまくできたと思う」と自負をのぞかせた。
過去に欧州リーグで得点したアーセナル、ウェストハム(ともにイングランド)戦に続き、またもロンドンでの試合でインパクトを残した。W杯を前に好調なアタッカーは「自分が描いていた成長曲線に沿ってうまくできている。どことやってもある程度できる自信はある」と力を込めた。