鈴鹿・三浦泰年監督 弟カズの起用法について説明 今季中に先発復帰させる考えも

 勝利を飾り兄・三浦泰年監督(左)と喜び合う鈴鹿FW三浦知良
 後半から出場し、攻め上がる鈴鹿・三浦
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 「JFL、鈴鹿3-2滋賀」(16日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)

 日本フットボールリーグ(JFL)第25節が行われ、鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が7試合連続で途中出場した。後半44分に投入され、自らの持つJFLの最年長出場記録を55歳232日に更新した。

 鈴鹿の三浦泰年監督(57)が試合後、今季中にカズを先発復帰させる考えがあることを明らかにした。常々、コミュニケーションをとっているという弟の起用について「カズがアタマから行く時は45分でいいから飛ばしていって、90分戦うというよりも最初にしっかりゲームを作ってほしい。そういう形で入ることができる日が今シーズンもしあれば、それは最高だねという話はしています」と語った。

 この日は前半に2点を先行されて、そこから反撃に出る試合展開。リードされる状況が続いていた場合、早めにカズを投入して点を取りにいくことも考えていたが、後半34分に3点目を奪って逆転に成功した。そのためカズの役割を「最後の締めに切り替えた」と説明する。

 カズ本人は「1点差で勝っているわけですから、1点差をどうやって終わらせるか。野球とは違うので比較になりませんけれど、クローザーとしてどういう締め方ができるのかチームにとって大事になってくる」と役割について語った。投入直後には相手のクロスに対し、左足を伸ばしてブロック。ピンチを未然に防いだ。「あれしかしていないけれど、あれが大事。足に当てられるか、中に上げられるのかでは微妙に違ってきますし、それを徹底してできるか。それがあの時間から入ったメンバーへ、監督からの期待」と振り返る。

 右太もも負傷での長期離脱から9月4日の三重戦(四日市)で復帰。そこから7戦連続途中出場。7試合での最長プレー時間は9日の新宿戦(国立)での後半31分からの出場。予定していたよりもプレー時間を重ねることができず、本人は先発復帰できる状態であるかについては「何とも言えない」と確かな手応えはまだないことを明かす。

 23日の次節・奈良クラブ戦(ロートF)はJ3入りを目指し、現在2位と上位につけている相手との対戦になる。奈良クはJ3入会のために1試合平均2000人というホーム観客動員数をクリアすることも迫られており、残り3試合で1万3048人の観客が必要となる。カズ来場で大観衆が見込まれる一戦となる。カズは「しっかりと準備をして、たくさんのお客さんが来られるように、それこそウソでもいいのでスタメンでプレーするぐらい言ってもいいかな。それで盛り上がってたくさんお客さんが来てくれたら僕らもやりがいがありますから」と冗談交じりに答えた。

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