横浜FC・中村俊輔「自分らしいプレーを」 23日現役ラストマッチ 四方田監督は起用明言
今季限りでの引退を発表したJ2横浜FCの元日本代表MF中村俊輔(44)が19日、横浜市内での練習後に取材に応じ「やり尽くした」と心境を語った。現役最終戦となるアウェーでの最終節・熊本戦(23日、えがおS)へは「自分らしいプレーをしたい」と意気込んだ。J1昇格に導いた四方田修平監督(49)は起用を明言し、先発の可能性も否定しなかった。
引退発表後も元気な姿を見せた。ゲーム形式では左足シュートを放つなど、練習場で見守ったファン、サポーターを沸かせた。中村俊は「もうやり尽くした感じはある。あとは最後に少しでも出られたらいい」と現役ラストマッチに目を向けた。
自身はシーズン中に足首を手術したこともあって、今季は途中出場での5試合のみ。だが、チームは残り1試合を残し、2位で1シーズンでのJ1復帰を確定させた。
J2優勝も消滅している状況で迎える最終節。期待のかかる得意の直接フリーキックでの得点には「簡単な話じゃない」と控えめだったが、「自分らしいプレーをしたい。今はワンプレーで状況を変えられる選手がなかなかいない。そういうプレーをしたい」と意気込んだ。
四方田監督は出番を明言。「コンディション次第だけど、大丈夫であれば必ず使いたい」。スタメン起用にも「そこはまた今週の練習を見ながら」と可能性があることを示唆した。