天皇杯決勝でPK失敗の広島・満田誠「ルヴァンを取ることがせめてもの恩返し」紫ヘアで出陣 22日ルヴァン杯決勝
「ルヴァン杯・決勝、C大阪-広島」(22日、国立競技場)
ルヴァン杯で初の優勝を目指す広島が21日、試合会場で前日練習を行った。
16日の天皇杯決勝では甲府に敗れタイトルを逃した。PKの決定機をものにできず涙を流したFW満田誠は「切り替えるのに時間はいりました」と率直に振り返ったが、ルヴァン杯決勝に向けた決意の証しとして19日に髪の毛をチームカラーの紫に染めた。
「一番悔しいのは自分もだけど自分たちを応援してくれた方々やサポーター。そういった方々の期待に応えるためには、しっかり切り替えてルヴァンを取ることがせめてもの恩返しになる」
今季はリーグで8得点を決めるなど活躍。相手の警戒もより強まる中で結果が求められる。満田は「やっぱり(タイトルに必要なことは)ゴールだと思います。前回の天皇杯(決勝)は先制点を取られて難しい展開になった。しっかりと先制点を取って試合を優位に運ぶことが勝つことにつながる」と想定した。
広島はJリーグ発足以降、天皇杯6回とルヴァン杯の前身となるナビスコ杯で2回決勝に進んでいる。だが、いずれも敗れて準優勝に終わっており、カップ戦決勝では8試合連続勝利がない。
前日会見に出席したミヒャエル・スキッベ監督は「いい準備ができている。雰囲気も非常にいい」と切り替えていることを強調。DF佐々木翔は「このチームが歴史を塗り替える。このチームの未来のためにこのタイトルを獲得するのは重要なこと。必ず(優勝を)持ち帰りたい」とカップ戦決勝での連敗を止めて歓喜をもたらす。