JFL奈良クラブ カズ効果で歴代2位1万4202人 来季のJリーグ入会基準をクリア
「JFL、奈良クラブ-鈴鹿」(23日、ロートフィールド奈良)
日本フットボールリーグ(JFL)奈良クラブにも“カズ効果”が波及した。元日本代表FW三浦知良(55)が所属する鈴鹿ポイントゲッターズとの一戦には、JFLでは歴代2位となる1万4202人が来場。Jリーグ入会基準の一つとなる「1試合平均入場者数2000人超」をクリアした。
Jリーグ準加盟に相当する百年構想クラブに認定されている奈良クラブは、来季のJ3クラブライセンスも交付されている。25試合を終えて13勝9分け3敗の2位で成績面での参入条件は満たしている。課題は観客数で、ホーム戦の1試合平均入場者数2000人超という条件に達していなかった。
鈴鹿戦前まではホーム残り3試合で1万3048人が必要だったが、この日の“大入り”で今季のホーム入場者数は計3万1154人となり、残り2試合を待たずに基準を突破した。
JFLの歴代最多入場者数は今月9日に東京・国立競技場で行われた新宿-鈴鹿の1万6218人。新記録には届かなかったが、2008年11月30日に栃木県グリーンスタジアムで行われた栃木SC-FC刈谷の1万3821人を上回った。
カズは1-1の後半31分に8試合連続で途中出場し、自身の持つJFLの最年長出場記録を55歳239日に更新した。