J2横浜FC 現役ラストマッチ先発の中村俊輔が後半15分までプレー 笑顔でピッチに別れ
「明治安田生命J2、熊本-横浜FC」(23日、えがお健康スタジアム)
今季限りでの現役引退を発表している横浜FCの元日本代表MF中村俊輔が44歳3カ月29日で三浦知良の持つ52歳1カ月12日に次ぐJ2歴代2位の最年長スタメン出場を果たした。
中村俊のリーグ戦での先発出場はJ1だった2021年4月7日の広島戦(ニッパツ)以来で今季初となる。キャプテンマークを左腕に巻き、攻撃的な中盤の位置でプレー。前半12分にはスライディングでボールを奪うなど闘志あふれる姿を見せた。同37分には得意のフリーキックでFW小川航基の頭に合わせたもののゴールとはならなかった。
チームは前半5分に自陣での連携ミスから先制点を献上していたが、同20分にFW小川航基が今季25ゴール目で同点。だが、後半立ち上がりに連続失点を許し、1-3とリードを奪われる。同9分に小川が今季26ゴール目となるこの試合2発目で2-3と追い上げた。
横浜FCは1シーズンでの復帰となるJ1昇格をすでに決めている。俊輔は同15分にFW伊藤翔と途中交代。両チームのファン、サポーターから拍手が送られ、笑顔で現役ラストマッチを終えた。