DeNAがJリーグに本格参入 J3・SC相模原運営クラブを子会社化 株式追加取得で9割超保有見込み

 DeNAは26日、この日開催した取締役会でJ3・SC相模原を運営するスポーツクラブ相模原の発行済株式の74・2%を追加取得することを決定したと発表した。

 これにより同社が保有する株式は93・2%となり、スポーツクラブ相模原はDeNAの連結子会社となるという。追加取得はJリーグのチェアマンの承認を経て、11月2日に正式決定となる見込みで、株式取得日は来年2月1日を予定している。

 クラブ名は連結子会社化後もSC相模原を使用する。

 連結子会社化に伴い、現在、DeNAスポーツ事業本部戦略部長の西谷義久氏が代表取締役社長に就任予定。現在の小西展臣社長は取締役に就任し、望月重良会長は取締役を退任するが、創業者兼フェローとして経営陣へのアドバイスなどクラブを支援していく。

 DeNAは21年4月からSC相模原への協賛を開始し、株式19%を取得。経営参画していた。株式の追加取得に至った経緯については「望月氏と協議を重ね、今後クラブがJ2、J1へと昇格しながら地域貢献を拡大していくためには、DeNAの経営関与をより高めていく必要があるとの考えに共に至りました」と説明。「DeNAは、これまでクラブが15年間にわたって地域や行政、クラブに関わる全ての人々とともに培い育んできた歴史や関わりを尊重しながら、SC相模原が原動力となって街をさらに活気づけていくために全力を尽くしたいと考えています」と、展望をつづった。

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