J1磐田 3度目のJ2降格決定 G大阪は残留争い大一番で2-0完勝

 試合に敗れ、肩を落とす磐田イレブン(撮影・石井剣太郎)
 後半、パスを出す磐田・遠藤保仁(撮影・石井剣太郎)
 後半、ゴールを決め喜ぶG大阪・パトリック(18)と宇佐美貴史(右から2人目)らイレブン(撮影・石井剣太郎)
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 「明治安田生命J1、G大阪2-0磐田」(29日、パナソニックスタジアム吹田)

 J1残留争いの大一番はホームのG大阪が意地を見せた。17位G大阪は後半21分に途中出場のFW食野亮太郎(24)、28分には同じく途中出場のFWパトリック(35)がゴールを決めて18位磐田に勝利。磐田は1試合を残してクラブ史上3度目の降格が決まった。

 前半から両チームともチャンスをつかみながらも決定力を欠いた試合が動いたのは後半21分。G大阪はカウンターからMF山本悠が中央エリア手前の食野にパスを送る。食野は相手守備陣のタイミングを外しながら左足のシュートをゴール右に決めた。

 28分には磐田のクリアボールを途中出場のMF斉藤がヘッドで前方に送る。これをパトリックがジャンピングボレーで仕留めた。途中出場選手が活躍を見せ、勝ち点3をつかんだ。

 残留へ向けた大一番に本拠地パナスタはチケットが完売。今季リーグ戦最多の2万7988人が詰めかけ、チームを後押しした。

 G大阪黄金期の象徴的選手でもある磐田MF遠藤は初めて対戦相手としてパナスタのピッチに立った。G大阪サポーターからも割れんばかりの拍手が起こる中、先発出場したが、完敗に終わり、J2降格が決定した。

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