横浜M 4発大勝も、優勝は最終節11・5に持ち越し 2位川崎が勝利で

 後半、ゴールを決め喜ぶ横浜M・アンデルソンロペス(撮影・金田祐二)
 前半、先制ゴールを決め水沼宏太と喜ぶ横浜M・エウベル(撮影・金田祐二)
 前半、エウベル(7)の先制ゴールに興奮する横浜M・マスカット監督(撮影・金田祐二)
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 「明治安田生命J1、横浜M4-1浦和」(29日、日産スタジアム)

 横浜Mの3年ぶり5度目の優勝は最終節に持ち越しとなった。他会場で神戸と対戦した勝ち点2差で2位の川崎が勝利したため、勝ち点は変わらなかった。

 前半17分にFW水沼宏太の仕掛から先制点が生まれた。右サイドからドリブルで切り込むと左足を振り抜く。相手DFに当たって逆サイドに流れたボールを最後はFWエウベルが押し込み、チーム3試合ぶりのゴールを奪った。

 同37分には左サイドをエウベルが突破するとシュート。相手GK西川周作にセーブされたが、そのこぼれ球をFWアンデルソンロペスが決めて自身今季10点目で追加点とした。前半を2-0のリードで折り返した。

 後半も主導権を渡さず。同12分には中央を突破したエウベルが2発目をたたき込んだ。同20分にはアンデルソンロペスも2点目を決めた。

 優勝へ王手をかけながら足踏みが続いている横浜Mは今季ホーム最終戦でもあった。この試合前までの2試合は無得点で下位を相手に2連敗と苦戦が続いた。その間に3連覇を狙う2位の川崎に勝ち点2差まで詰められた。それでも、ケビン・マスカット監督は「プレッシャーでもなんでもない」と平常心を保った。戦術面でも「自分たちのサッカーをやり続ける」と大きくは変えず貫いてきた。

 今季ホーム最終戦で横浜Mのサッカーを象徴するようなサッカーを体現して4発大勝。優勝ムードは高まり、最終節の神戸戦(11月5日、ノエスタ)で決める。

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