きょうW杯カタール大会代表発表 サプライズはある? 過去の代表発表を振り返る

 日本サッカー協会は1日、W杯カタール大会(20日開幕)に臨む日本代表メンバー26人を発表する。代表発表といえば、98年フランス大会メンバー発表時の、岡田武史監督による「外れるのはカズ、三浦カズ」を思い浮かべる人も少なくないだろう。06年ドイツ大会時、ジーコ監督が最後23人目に「マキ」と、巻誠一郎の名を読み上げたのも、記憶に残るサプライズ選出の1つだ。果たして今回サプライズ選出はあるのか-。過去3大会の代表発表を振り返る。

▽10年南アフリカ大会 岡田武史監督

結果:ベスト16、平均年齢:27・8歳

 09年9月の右すね骨折以降、公式戦に出場していなかったGK川口能活(当時34・磐田)をサプライズ選出。キャプテンシーに期待してのものだった。岩政大樹や、同シーズン無得点だったFW矢野貴章も選ばれた。そのほか、中村俊輔や、初のW杯となる本田圭佑、内田篤人らが名を連ねた。

▽14年ブラジル大会 アルベルト・ザッケローニ監督

結果:1次リーグ敗退、平均年齢:26・8歳

 約2年間代表から遠ざかりながら、前年Jリーグ得点王になるなど、所属クラブで結果を残し続けていたFW大久保嘉人(当時31・川崎)をサプライズ選出。ザッケローニ監督は選考理由を「意外性」と説明した。期待して起用した若手ストライカーが定着にいたらなかったことも理由だった。香川真司や吉田麻也は初W杯。13年7月の東アジア杯で代表初選出された柿谷曜一朗らも選ばれた。

▽18年ロシア大会 西野朗監督

結果:ベスト16、平均年齢:28・3歳(過去最高)

 開幕まで約2カ月となった18年4月7日、協会はバヒド・ハリルホジッチ監督を解任(発表は9日)。技術委員長だった西野朗氏が監督に就いた。代表発表はサプライズなし。コンディションに不安を抱える本田圭佑、香川真司、岡崎慎司の“ビッグ3”も選ばれた。一方で、MF井手口陽介、FW浅野拓磨ら若手メンバーが外れた。

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