3連覇逃した川崎DF谷口彰悟 目に涙「やっぱり悔しい。みんなで喜びたかった」
「明治安田生命J1、FC東京2-3川崎」(5日、味の素スタジアム)
川崎は前半早々に10人となりながらも勝利したが、優勝した横浜Mに勝ち点2差の2位に終わり、2007~09年の鹿島以来となる3連覇を逃した。キャプテンマークをつけ、90分間ピッチを駆けたDF谷口彰悟は、目を赤く染めながら「やっぱり1番に悔しい思いが出てきて。優勝したかった」と振り返った。
川崎は前半19分、MF脇坂のゴールで幸先よく先制に成功したが、前半29分にGK鄭成龍が一発退場。数的不利の中、10人で懸命に戦い、勝ち点3をつかんだが、最終的に勝ち点2差でリーグ2位に終わった。
「この1戦に懸ける思いは、サポーターの姿を見てすごく伝わってきた。ピッチに立ったときは震えました。優勝を目指してともに戦えた、素晴らしい時間だった」と感謝。「僕らに出来る事は目の前のFC東京さんに勝つことだけだった。みんなで一つになって戦った。意地を見せられたと思う」と振り返った。
また「終わってからの感情は(試合前は)全然予想がつかなかった。でもやっぱり1番に悔しい思いが出てきて。優勝したかった。勝ちはしましたけど、もっとみんなで喜びたかった思いはあります」と無念さを口にした。
自身は20日に開幕するカタールW杯のメンバーに入っている。「すぐには切り替えられないかもしれないが、日本を代表して戦ってくる。もう1回鍛え直して。国民の皆さん全員に応援してもらえるような戦いをして、結果を残していきたい」と力強くうなずいた。