カズ 来季も現役続行宣言「また挑戦したい」チーム選びは「一番燃えられるところ」

 試合後、観客席に手をふる鈴鹿・三浦
 ファン感謝祭に「男はつらいよ」と書かれたシャツを着て表れた鈴鹿・三浦
 前半、同点ゴールを決めカズダンスを披露する鈴鹿・三浦(下)
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 「JFL、鈴鹿1-2FC大阪」(12日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)

 日本フットボールリーグ(JFL)第29節が開催され、鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が5月15日のホンダFC戦(三交鈴鹿)以来、リーグ戦22試合ぶりに先発。前半にヘディングで今季2点目を決めた。カズはこの試合のゲーム主将も務め、自らの持つJFLの最年長出場記録と最年長得点記録を55歳259日に更新した。

 前半24分、MF中里の左CKをニアサイドに飛び込んだDF今井が頭で反らし、これに反応したカズがヘッドで突き刺した。カズのヘディングでのゴールは公式戦ではJ2横浜FC時代の16年6月2日の岐阜戦(ニッパツ)以来、6年5カ月ぶり。

 次節・神楽しまね戦(20日・松江)で今季日程が終了する。来季J1に昇格する横浜FCから鈴鹿に1年間の期限付き移籍しているカズの今後も注目される。カズは「最終戦が終わって少し休んだら、また自主キャンプをやります。体を鍛え直して来シーズン、どこまで自分がやれるのかまた挑戦したい」と力強く現役続行宣言。

 所属先については「継続することは大事」と鈴鹿との契約延長を最優先に考えるとしながらも「とにかく自分が一番燃えられるところ。一番やりがいを感じられるところと契約したい」と話した。

 鮮やかなダイビングヘッドでのゴールに鈴鹿・三浦泰年監督は「本当に60(歳)までやれるんじゃないか」と太鼓判。兄のこの発言を伝え聞いたキングは「僕自身は70(歳)かなと」と笑顔で応じた。

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