38歳長谷部誠「あと5年はやる」元浦和バイン氏の問いに即答 進退は「考えてない」

 サッカー元日本代表主将のMF長谷部誠(38)=フランクフルト=が14日、都内で行われた求人検索エンジン「Indeed Japan」主催のトークイベントに出席し、キャリアに関するテーマを中心に持論を語った。

 セカンドキャリアの話題では「僕は38歳で、多くの選手が引退する年齢。あとどれくらいかわからないが、(現役を)やめたときにはIndeedさんにお世話になろうかなと。いい仕事を探してほしい」と笑いを誘った。「冗談ではなく、今は(進退やセカンドキャリアを)あまり考えていない。指導者とかいろんな選択はあるが、決めていない」と話し、同席した元ドイツ代表で浦和でもプレーしたウーベ・バイン氏(62)から「長谷部はあと2、3年はプレーし続けるんじゃないの?」と水を向けられると、「いやいや。あと5年はやります!」と笑いながら宣言し会場を沸かせた。

 イベントに集まった同社社員やオンラインで視聴した求職者に対しては、あえて海外リーグに挑戦した自身のキャリアも懐古。「若いときは楽な方に流されたりしたが、今(の判断基準)はどっちが面白いか、自分が変われるかなと思ったときに、あえて難しい方を選ぶようになってきた。逆に年を取ると落ち着いて安定をとなりがちな所もあるが、困難な方、楽じゃない方を選んだときの方が一回り人間として成長できている感覚がある。これからの人生も安定を求めず、面白そうな、難しそうだなと思う方を選び続けたい」と語り、「人生は一度きりで楽しんだ者勝ち。楽しむには安定を求めるより、チャレンジして新しい環境とかでやることは人生に彩りを与えてくれる。(飛び込んでみたら)何とかなる」とエールを送った。

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