FC大阪 悲願のJ3入り達成 花園に1万2183人大観衆 大阪で27年ぶりJクラブ誕生

 試合前、応援に駆けつけた糸井嘉男氏、吉村洋文知事らと記念撮影を行うFC大阪イレブン
 J3入会をサポーターと喜ぶFC大阪の選手・スタッフ
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 「JFL、FC大阪1-1滋賀」(20日、花園ラグビー場)

 日本フットボールリーグ(JFL)最終節が開催され、2位のFC大阪はホームタウン東大阪市の花園ラグビー場第1グラウンドでMIOびわこ滋賀と引き分けた。シーズン2位となり優勝は逃したが、J3入会のための審査項目をすべてクリア。優勝した奈良クラブとともに来季のJ3参入が決定した。大阪からJリーグクラブが誕生するのは1995年のC大阪以来、27年ぶり。

 G大阪、C大阪に続く“大阪第3のJクラブ”が誕生した。FC大阪はJ3入会審査項目のひとつであるJFL4位以内でJリーグ百年構想クラブでの上位2クラブという順位要件はすでに達成しており、残す要件は観客動員数だった。ホームゲーム1試合平均2000人超、シーズン15試合で3万人という項目をクリアするためにはこの試合で3732人の観客が必要だった。Jクラブ誕生の瞬間を見届けようと、この日、花園ラグビー場に集まった観客はクラブ新記録の1万2183人。大観衆で後押しした。

 力みも目立った試合は前半34分にMF西室の直接FKを決められて最下位の滋賀に先制を許す。そこから猛反撃に出ると、後半36分にMF宇高が同点ゴールを押し込んだ。

 96年の設立から15年にJFL昇格。18年に東大阪市にホームタウン承認を受けて、20年にJ3ライセンスを取得。過去2シーズンは成績面で条件をクリアすることができなかったが、今季は夏場の7連勝など快進撃を見せて上位をキープ。ホームの東大阪で大観衆の応援に包まれる中、最終節で悲願を達成した。

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