鈴鹿・カズ 最終戦スタメン出場も「プロとして責任感じる」 チームは契約延長オファー

 試合後、ファンに手を振る鈴鹿・三浦(撮影・石井剣太郎)
 前半、パスを出す鈴鹿・三浦(撮影・石井剣太郎)
 前半、倒される鈴鹿・三浦(右)=撮影・石井剣太郎
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 「JFL、神楽しまね3-0鈴鹿」(20日、松江市営陸上競技場)

 今季最終戦となる神楽しまね戦に臨んだ鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)は、11月12日のFC大阪戦に続いてスタメン出場し、前半45分間プレーした。ゴールはならなかったが、自らの持つJFLの最年長出場記録を55歳267日に更新。JFL初挑戦のシーズンを締めくくった。チームは0-3で敗れた。

 今季を振り返り「最初に掲げた4位に入って昇格する目標、ライセンスがなくなった中でも順位は重要だった。達成できなかったこと、結果を出せなかったことは非常に悔しい。プロとして責任を感じる」と言葉をかみ締めた。

 ただその中でも、新天地で過ごした1年に充実感もにじませ、「選手がグラウンドに立つ1点、1勝の重みだったりとか、1失点の思いはJFLもJリーグも変わらないなと。そういうところはこれからも大事にしていきたい。JFLの選手と戦ったことはこれから続くサッカー人生で役に立つ」と語った。

 カズは今年、J2の横浜FCから兄の泰年氏(57)が監督を務めるJFLの鈴鹿に期限付きで移籍。3月13日のラインメール青森との開幕戦で新天地デビューを果たした。右太ももの張りが原因で約3カ月離脱したこともあったが、10月30日のティアモ枚方戦でPKを決めて今季初得点。さらに11月12日のFC大阪戦でもゴールし、同リーグの最年長得点記録を55歳259日に更新した。

 移籍期間は来年1月末まで。鈴鹿はすでに契約延長をオファー済み。指揮官は「カズもワールドカップに行く。戻って話を進めていくことになると思う」と話すにとどめた。

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