J1川崎 柏からDF大南拓磨を完全移籍で獲得へ DF谷口のカタール移籍でCB補強
J1川崎が来季の新戦力として、柏から元日本代表DF大南拓磨(24)を完全移籍で獲得することが8日、複数の関係者の話で分かった。柏との契約を複数年残しており。移籍金が発生する。複数クラブとの争奪戦を制し、交渉は大筋で合意に達している。近日中に正式発表される見通し。
愛知県出身の大南は2016年に鹿児島実高から磐田に加入し、20年に柏へ完全移籍した。センターバック(CB)が本職ながら、近年は右サイドバック(SB)や右ウイングバックも務めるなど進境著しい。184センチの長身にスピードを兼ね備え、迫力ある攻撃参加も魅力。7月の東アジアE-1選手権では国内組で編成された日本代表に初選出された。
川崎は守備の大黒柱であるW杯日本代表DF谷口彰悟(31)がカタール1部アルラーヤンに完全移籍するため、CBの補強が急務となっていた。また、右SBでもプレー可能な大南はW杯日本代表DF山根視来(28)の負担を軽減するバックアップの役割も担えるなど、効果的な補強に成功した。