槙野智章 17年間トップを維持できた理由は「アンチ」の存在 「自分にしかないやり方」
今季限りでの現役引退を表明したJ1神戸の元日本代表DF槙野智章(35)が26日、ノエビアスタジアム神戸で「槙野劇場第二章 開幕宣言」と題した引退会見に臨んだ。監督を目指すと明らかにしている槙野は今後の活動について自作の資料を使って15分ほどのプレゼンも行った。
槙野は2006年にユースから昇格した広島をスタートに、ケルン、浦和、神戸と計4クラブに所属してきた。17年間高いレベルでのパフォーマンスを維持できた要因として「アンチ」の存在を挙げた。
ピッチ内外で話題を呼ぶ言動にはファン以外に批判も少なからず存在した。「人になくて自分にあるやり方としてひとつはアンチをつけることを意識した。いろんな意見やプレッシャーが自分に飛び交うことで、それよりもやってやろう、結果で見せてやろうとずっと思ってやっていた」と明かす。
「アンチの人たちが声を出し続けたというのが、自分にとっては、やり続けたり、強くなった秘けつかなと思っています。かっこつけではありますけども、それに打ち勝った、それにまっとうに勝負できたというところは自分にしかないやり方であり、求め続けたこと」と究極の思考でアンチさえも自らのパワーに変えた。