長友佑都が大粒の涙流す クロアチア戦後の森保監督との抱擁 松岡修造氏の対談で思い明かす

 サッカーW杯カタール大会に出場した日本代表のDF長友佑都(36)が26日、テレビ朝日系「報道ステーション」でスポーツキャスターの松岡修造氏と対談。決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦に敗れた後、ロッカールームで森保監督と抱き合ったシーンを振り返る中で大粒の涙を流した。

 冒頭で松岡氏に「長友さん…ブラボー!」と声をかけられると、「ブラボー!」と返して対談はスタートした。

 W杯4大会連続出場となったベテランは「自分もチームも苦しいときほど『ブラボー!』だとか、元気になる言葉を意識してきました。メンタルは技術だと思っています」と振り返り、特に1次リーグ2戦目のコスタリカ戦に敗れた後、「ネガティブをどうポジティブに変換するか」に腐心したという。

 3戦目のスペイン戦に向けて「絶対勝てるから、絶対いけるから信じろ!」と選手たちを鼓舞し、「結構強引かもしれないですけれど、本当に自分が信じている気持ちとこの熱というものは、心と細胞に届くと思うんですよ。魂というか」と熱い思いを訴え続けたという。

 そしてある日の練習時にコーチの指示でピッチに大の字に寝て、「1分間1回、頭の中からっぽにして」と瞑想にふけった際、「次のスペイン戦の終わった後のインタビューで俺、『ブラボー!』って吠えているのが降りてきたの。明確に降りてきたのイメージが」と自然にポジティブな思考に至ったという。

 「今までは意識をしてネガティブからポジティブに変換していたんですが、あの時は勝手にポジティブに脳が変換されていて。その後ずっと言っていました。『絶対いけるから』と。するとみんなそういう風になってくる。『負けるわけねえじゃん』って」。そして実際、スペインに勝利し、イメージ通りに「ブラボー!」と何度も絶叫した。

 クロアチア戦に敗れた後、森保監督と抱き合いながら言葉をかわした時の心境について、松岡氏に「弱さを、監督だったら出してもいい、みたいにもとれちゃって」と問われると、「すいません、ちょっと…ダメだ」と言葉に詰まり、大粒の涙を流した。

 「自分は批判されたったって何でもいいんですけど。とにかく森保さんのために上に行きたかったし、勝ちたかったですね」と語り、「(W杯予選から)信じて使ってもらえたんで。森保さんがいたからW杯の舞台に立てた自分がいる。そこに感謝の思いと、上に連れて行けなかった悔しさと、いろんな感情があふれてきました」と振り返っていた。

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