日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）、鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表ＦＷ三浦知良（５５）が２８日、３月に亡くなった叔父の納谷義郎さん（享年７６）追悼マッチに参加した。試合後に取材に応じ、「叔父のために現役ＪリーガーからＯＢまで本当にたくさんの人がこの忙しい時期に集まってくれて、叔父も喜んでいると思う。僕自身もみんなに感謝しています」と語った。

　カズは２０２２年に横浜ＦＣから鈴鹿に期限付き移籍し、契約は来年１月までとなっている。ＪＦＬでは２得点を挙げ、観客収入などでも貢献したが、６月にはＪリーグに入会が必要な「百年構想クラブ」の資格停止処分を正式に下され、最終的な順位も９位とＪ３参入とはならなかった。「自分が思うようなチームが成績をあげられなかったのは悔しいですけど、自分にとって新しい経験をさせてもらいました。鈴鹿という街の応援してくれる人、チームメート、監督のやっさん（兄・泰年氏）、スタッフに感謝したい」と振り返った。

　現状、ポルトガル２部のオリベイレンセからオファーを受けている。来季については「マンチェスター・ユナイテッドあたりに行けたらいいかな。プレミアリーグ（笑）」と冗談で明言を避けた。