久保建英 決勝Tインフルで欠場「ベッドの上で俺のW杯終わった」 家族にも会わず「どこでもらったか分かんない」
サッカー日本代表・久保建英(21)=レアル・ソシエダ=が29日、WOWOWで放送された「久保建英 スペシャルドキュメンタリー ~21歳が見据える新たな舞台~」の中で、W杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦を体調不良で欠場となった悔しい思いを吐露した。
久保の欠場に関してはコロナ感染ではなく、「体調不良」と発表されてきたが、「インフルエンザ」だったことも明かした。
体調の異変について「ちょっと頭痛いな、っていうのはあって。次の日の朝、熱がちょっとだけあって」と振り返った久保。クロアチア戦2日前にスタメン発表のミーティングがあり、その30分前に念のために検温したところ、「39度ぐらいあった」。
急きょ参加を取りやめ、検査。その結果、「コロナじゃなくインフルエンザだと言われて。その時はすぐ調べましたね、インフルエンザが何日で治るのか」。
2日後の試合には「結局間に合わなかった。熱も下がらなくて、菌もまだあったので」と無念の欠場。「自分としては家族の誰とも会わずに…。(代表メンバーが)家族の皆と会う時間もありましたけど、僕はそれもせずに、ずっと部屋にこもってたんで。本当にどこから(ウィルスを)もらったか分かんないんですけど…。本当にこんなもったいないことってあるのか、と思いました」と吐露した。
部屋の外に出ることはできず、クロアチア戦は自室のベッドの上で観戦したという。「けっこう体キツかったんで、枕3つぐらいここ(頭の後ろ)に重ねて、何とか観れる体勢で見て。途中で熱も上がってきちゃって、ヒートアップして。終わった瞬間、一気に熱も冷めて。ベッドの上で、俺のW杯終わったわ…(と思いました)」と振り返った。
25年のW杯では主力として期待がかかるが、「4年後かと思うとすごく遠い気がして。また4年後なのか、と思っちゃいましたね、また4年後か」。悔しさがにじんだ。