元日本代表DF岩田智輝がセルティックに期限付き移籍 完全移籍前提買い取りOP付帯「夢の海外移籍を決断」

 J1横浜Mは30日、元日本代表DF岩田智輝(25)がスコットランド・プレミアリーグのセルティックに期限付き移籍すると発表した。期間は2023年6月9日までだが、買い取りオプションが付帯しており、来夏の完全移籍が前提となっている。セルティックも同日、岩田の加入を発表した。

 岩田は横浜Mを通じて「自分の夢であった海外移籍をする決断をしました。横浜F・マリノスにきて本当に良かったと思っていますし、なによりサッカー選手として人としてたくさん成長させてもらいました。期限付き移籍する前に目標であったリーグ優勝をする事が出来て、チームメイト、スタッフ、ファン・サポーターの皆さんに感謝しかありません。ありがとうございます!マリノスファミリー最高です!!この海外移籍に満足せず、ここからさらに成長していきたいと思います!まだまだこれから」とコメントした。

 大分県出身の岩田は2021年に大分(当時J1)から横浜Mに加入した。2年目の今季はセンターバックで19試合、ボランチで12試合に先発出場し、いずれのポジションでも質の高さを維持。横浜Mの3年ぶり5度目となるリーグ優勝に貢献し、DFでは16年ぶり4人目となる最優秀選手賞(MVP)に輝いた。7月の東アジアE-1選手権では国内組で編成された日本代表に選出。ボランチとして3試合中2試合に先発し、4大会ぶり2度目の優勝に尽力した。

 セルティックのポステコグルー監督は岩田の日本屈指とも言える多機能性を高く評価。横浜M時代に指導経験もあり、獲得を熱望したという。今季も首位を快走するスコットランド王者にはFW古橋亨梧、前田大然、MF旗手怜央、井手口陽介が在籍しており、今冬にはJ1神戸からDF小林友希も獲得。岩田が6人目の日本人選手となる。

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