バルセロナ会長「スーパーリーグは2025年に開幕できるかもしれない」
サッカースペイン1部リーグ、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、欧州スーパーリーグ構想について「今後の方向性についての決定が前向きなものであれば、2025年にスタートすることができるかもしれない」とした。スペインのラジオ局「カデナ・セール・バルセロナ」のインタビューで明かしたもので、スペイン紙アスも6日までに報じている。
スーパーリーグとは欧州の有力クラブで構成する新リーグ構想で、レアル・マドリード(スペイン)のフロレンティーノ・ペレス会長らが推し進めている。ラポルタ会長は今後の見通しについて「最初はイングランドのクラブは入らないが、最後にはスーパーリーグとプレミアリーグが一緒になるだろう。開かれた形でやるべきで、そうでなければバルセロナは参加しない。マドリードとユベントス、その他のクラブもそれを認めている」とした。
一方でスペインプロリーグ機構のハビエル・テバス会長はラポルタ会長に対し「あまりフロレンティーノ・ペレスの言うことを真に受けない方がいい」と忠告している。
欧州スーパーリーグ構想は2012年4月に欧州12クラブが参加する形で発表された。しかしその後、欧州サッカー連盟(UEFA)など既存組織の反発や締め付けを受けてイングランドの各クラブが撤退を表明。表面上は大きな動きが見られないまま現在に至っている。