岡山学芸館が初の決勝進出!神村学園と死闘、PK戦を制す
「全国高校サッカー選手権・準決勝、岡山学芸館3(PK4-1)3神村学園」(7日、国立競技場)
岡山学芸館(岡山)が、神村学園(鹿児島)と3-3の大接戦の末、PK戦で4-1に撃破して、初の決勝(9日、国立競技場)進出を決めた。ドイツ1部リーグのボルシアMGへの加入が決定しているFW福田師王(3年)らタレントを擁する優勝候補から殊勲の勝利を挙げ、初優勝に王手をかけた。
立ち上がりを制したのは岡山学芸館だった。前半6分、左サイドからのクロスにMF田口裕真(2年)が合わせ、一度はGKにはじかれたものの、もう一度ゴール左隅に押し込んで先制。対する神村学園も同38分、MF金城のシュートをGKがはじいたところをしっかり詰めていたエースFW福田師王(3年)が押し込み、同点弾。1-1で前半を終えた。
後半も息をのむようなゴール合戦となった。まずは神村学園が後半14分、プロ内定のMF大迫塁(3年)が40メートルのFKを左足で直接決めて2-1と勝ち越し。しかし、その3分後の同17分、岡山学芸館のエースFW今井拓人(3年)がゴール前でパスを受けてターンで切り返し、ゴールを揺らして2-2の同点に追いついた。
さらに、同23分には神村学園が左CKからDF中江小次郎(3年)がヘッドで決めて3-2。しかし、同28分には岡山学芸館のFW今井から中央でパスを受けたMF岡本温叶(3年)が鋭いターンから左足を振り抜き、GKをまくように左隅にたたき込むスーパーゴールで3-3に追いついた。
PK戦では、GK平塚仁(2年)が福田のシュートを止めるなど、4-1で制した。