敗退の神村学園 ドイツ1部入団内定の福田師王が痛恨のPK失敗「何もできなかった」

 PK戦の末に決勝進出を逃し、唇をかむ神村学園・福田(撮影・伊藤笙子)
 PK戦で敗れ、崩れ落ちる神村学園イレブン。福田(右)は呆然と立ち尽くす(撮影・伊藤笙子)
 PKを決められずがっくりの神村学園・福田(撮影・金田祐二)
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 「全国高校サッカー選手権・準決勝、岡山学芸館3(PK4-1)3神村学園」(7日、国立競技場)

 神村学園はPK戦の末、岡山学芸館に敗れた。世代No.1ストライカーのFW福田師王(しおう、3年)が前半37分でシュートを決め、前半を1-1で折り返したが、後半でも点差がつかず3-3。PK戦で福田のシュートはキーパーに止められ、無念の敗戦となった。

 決勝には届かなかった。福田は「もっと自分を磨いていかないといけないと思いました。まだまだできたし、得点力も足りなかった。本当に何もできなかった」と悔しさをにじませた。足りなかったのは「自分の気持ち」。PK戦は「決める気だったんですけど、相手キーパーの方が上手でした」と、気持ちで押し込みきれなかった。

 福田はドイツ1部リーグのボルシアMGへの加入が決定しており、「この悔しさをバネにして頑張りたい」と誓った。目標は「何でもできる選手、チームを勝たせられる選手」で、例にフランス代表FWエムバペを挙げた。「みんな調子が悪くても1人だけ点を決める力もある。チームを勝たせられる力がある。自分もそういう選手を目指しているし、もっと努力したい」と、さらなる高みを目指す。

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