東山 初決勝もぎとった 後半18分松橋が値千金同点弾「気持ちで決めたゴール」
「全国高校サッカー選手権・準決勝、東山1(PK4-2)1大津」(7日、国立競技場)
初の決勝をもぎとったのは東山だった。PK戦に突入し、4人目にMF松橋啓太(3年)が登場。「練習通りに決める自信はあった」と落ち着いてシュートを放ち、勝利を決めた。歓喜の輪に包まれると、「みんなが走ってきてくれて実感した」と笑顔があふれた。
0-1で迎えた後半18分には試合を振り出しに戻す同点弾を放った。「一回トラップしてみたらシュートコースが空いていたので打った」と、右CKからのボールを冷静に押し込む一撃。「気持ちで決めたゴールだった」とうなずいた。
松橋の活躍に、福重良一監督も「同点ゴールで一番最高のプレーを見せてくれた」と目を細めた。決勝戦は岡山学芸館が相手。指揮官は「平常心を持って準備したい」と、悲願の頂点を見据えた。