神村学園・福田 2戦連続&今大会3得点目もPK失敗「まだまだできた」
「全国高校サッカー選手権・準決勝、岡山学芸館3(PK4-1)3神村学園」(7日、国立競技場)
準決勝2試合が行われ、岡山学芸館(岡山)が神村学園(鹿児島)と3-3の壮絶な打ち合いの末、PK戦を4-1で制した。最後は、プロゴルファー平塚哲二(51)を父に持つGK平塚仁(2年)が、ドイツ1部リーグ・ボルシアMG内定のFW福田師王(3年)のシュートを止めて、死闘に決着。9日の決勝(国立競技場)は、ともに初進出の東山(京都)との頂上決戦に決まった。
世代No.1ストライカーは無念の敗戦に肩を落とした。ドイツ1部リーグのボルシアMGへの加入が決定している神村学園のFW福田は、0-1で迎えた前半38分、こぼれ球を押し込み、2試合連続ゴールとなる同点弾を決めた。その後お互いに点を取り合い、3-3でPK戦に突入したが、福田のシュートは止められ、終戦となった。
3得点で幕を閉じた今大会。「まだまだできたし、得点力も足りなかった。本当に何もできなかった」と悔しさをにじませ、PK戦も「決める気だったんですけど相手キーパーの方が上手でした」と反省の言葉が次いだ。
ドイツでの目標は「何でもできる選手」と掲げた福田。「この悔しさをバネに頑張りたい」と誓った。