サッカー日本代表のＭＦ田中碧が８日、フジテレビ系「ボクらの時代」に出演し、サッカーＷ杯で話題となった整理整頓されたロッカーについて、掃除を「やってました」と認めた。この日は同じ日本代表だったＤＦ谷口彰悟、ＧＫ権田修一とのトーク。１月４日に放送された回に入りきらなかったエピソードが披露された。

　使用後の日本代表のロッカーがきれいに整理整頓されていたことも話題となったが、田中は「いつもやってますよね。アジア予選からやってますよね」と平然と語った。権田、谷口も「ずーっと（やってる）」と伝統であることも認めた。

　権田は「ブラジルのワールドカップの時は、おれが試合に出てない立場で若かったから、一緒にやってた」と選手自身も清掃に参加していると明言。田中も「初めて（代表として海外に）行った時も、ぼくやってましたもん、掃除」と重ねた。権田は「あれは日本代表の文化というか、来た時よりも美しくっていう。すごい大事なことだと思う」と胸を張った。

　田中は「たまたまワールドカップで写真だったりとかが使われるだけで」とＷ杯が特別ではないと説明。権田は「なんなら練習場とかもそうだもんね」と続けた。

　日本代表には海外のクラブチームに所属する選手も多い。海外では清掃は「清掃をする人の仕事」として区分けされているが、代表になれば、海外チーム所属の選手もきちんと清掃に参加するという。権田は「日本代表では、日本人の心を持ってきれいにするっていうのをちゃんとやるっていうのはすごいことだなって思う。日本人の良さを持ち続けてるなって思う」と海外組も称賛した。