三浦知良「新天地での新たな挑戦を選択」JFL鈴鹿の期限付き移籍満了「大きな財産」

 日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズは16日、元日本代表のカズことFW三浦知良(55)の期限付き移籍期間満了を発表した。

 カズは2022年に横浜FCから自身初となるJFL鈴鹿に期限付き移籍した。18試合2得点を挙げ、観客収入などでも貢献したが、チームは昨年6月にJリーグに入会が必要な「百年構想クラブ」の資格停止処分を正式に下され、最終的な順位も9位と目標のJ3参入とはならなかった。

 2月に56歳を迎え、プロ38年目の今季は自身5カ国目の海外挑戦となるポルトガル2部のオリベイレンセへ期限付き移籍が決定的となっている。

 クラブを通じ以下のコメントを発表した。

 「鈴鹿ポイントゲッターズの関係者、ファン、サポーター、スポンサーの皆様。このたび、私三浦知良は横浜FCからのレンタル移籍が満了したことをご報告させていただきます。初めてのJFL移籍ということもあり、何かと不慣れな自分を支え、共に競い合い、そして温かく見守ってくれたポイントゲッターズの選手、スタッフのみんなには感謝しかありません。

 みんなと共に戦い抜いたこの約1年間は大変充実したものであり、自分のサッカー人生にとっても大きな財産となりました。さらに、応援していただいた鈴鹿市を含む三重県の方々にも深く感謝申し上げます。練習場や公式戦にも遠くから大変多くの方々が来場してくださいました。また、試合会場ではホームもアウェイも関係なく日本中で大きな声援をいただきました。まさに選手冥利に尽きる思いで感激いたしました。

 特に鈴鹿市内においては行く先々で温かい言葉をかけていただきました。鈴鹿で新しい友人もたくさんできました。市内の小学校では生徒のみなさんとの触れ合いの時間をいただき、思い出深い経験になりました。関係各位に改めて御礼申し上げます。

 さて、私は新天地での新たな挑戦を選択いたしました。鈴鹿のみなさんからいただきました優しさを胸に精一杯頑張っていきます。 みなさんにBOA SORTE!」

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