J神戸・汰木アンリに憧れ念願の「14」への思い「槙野くんの後は重みがある」
沖縄キャンプ中のJ1神戸・MF汰木康也(27)が18日、練習後にオンライン取材に応じ、今季から背番号を「16」から「14」に変更した思いを語った。小学生の頃から、プレミアリーグ4度の得点王に輝いた元フランス代表FWティエリ・アンリに熱中。同選手の「14」は憧れだった。
さらに横浜Mユース時代には松橋力蔵監督の思い入れが強い「14」を背負わせてもらった。移籍した昨季は槙野智章が付けておりかなわず。槙野が引退したことで、念願の「自身にとってエース番号」が巡ってきた。
「9年付けられなかったけど10年目に。プレッシャーもあるけど、そういうのを感じながらプレーしたい」と気を引き締めた。
槙野とは浦和でもともにプレー。「浦和の1年目からいろんなモチベーションをくれた選手。去年のシーズン、槙野くんも苦しいシーズンだったと思う。その後に自分が付けるのは重みがある」と、槙野の魂も背負う。
昨季は公式戦で8得点、9アシスト。「去年はおととしの決定機を考えれば8ゴール、8アシスト取れたという話をして、去年はクリアできた。ただ去年を振り返るともっと決定機もアシストもできた。2桁ずつ取れたシーズンだった。(今季は)そこを目標にやりたい」と、10得点10アシストを目標にした。
昨季は開幕から低迷し、し烈な残留争いの末、13位に終わった。「スタートダッシュが大事と痛感した。チームを勝たせられるようなプレーをしたい」と、意気込んだ。