女子サッカー17歳小山がINAC神戸に新加入 今夏W杯代表入り目標「来年には海外に」
女子サッカーのセレッソ大阪堺レディースが20日、DF小山史乃観(しのみ、17)、DF筒井梨香(23)がINAC神戸に期限付き移籍、DF田畑晴菜(20)がマイナビ仙台へ完全移籍することを発表した。
この日、17歳の小山は神戸市内でINAC神戸の練習に合流。約2時間、ゲーム形式の練習などを行った。
「優勝争いをするチームで自分がどこまでやれるか楽しみ。得点に絡むプレーを見てほしい。上下動の運動量を見てほしい」と、初代WEリーグ女王という新天地で飛躍の年とする考えだ。現在は現役高校生で3月に大阪の高校を卒業後、神戸に移り住む。
大阪府出身でセレッソ大阪の女子チームで育った。2019年にU-16日本女子代表に選ばれAFC U-16女子選手権に優勝。22年FIFA U-20女子W杯では全試合、サイドバックで出場し、準優勝。同年9月には女子フル代表のなでしこJAPANに17歳で初選出。10月9日のNZ戦でA代表デビューした。
U-20W杯で大会MVPに輝いた元INAC神戸のFW浜野まいか(チェルシーからスウェーデン・ハンマルビーIFにレンタル)とは同学年でともにホープとして世代を引っ張ってきた。
浜野同様、海外クラブでプレーすることが目標。そのためにも今夏の女子W杯で日本代表に選ばれ、世界の舞台でアピールすることが大事。「来年には海外に行きたいと思っている。W杯がターニングポイント。海外に行くためにもそこを目指したい」とキッパリ。
昨秋の初なでしこ入りは大いに自信になった。「自分が頑張り続ければメンバー入りもかなえられる。なでしこはもう一つ上のレベルに上げないといけない。技術とか足りないところはあるけど目指せるところにいる」と、現役JKは野心満々に意気込んだ。