「日本代表にとっても大きい」闘莉王氏が満面の笑みで久保建英を称賛「どんどん期待」
サッカー元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(41)が20日、自身のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」を更新。レアル・ソシエダードで活躍する日本代表MF久保建英(21)について、大きな期待を語った。
久保は14日に開催されたビルバオとの「バスクダービー」で得点し、PKを誘発するプレーでも勝利に貢献。普段から辛口評価が多めの闘莉王氏だが、W杯後に活躍を続けている久保の姿に「本当に素晴らしい活躍。特に股抜きのゴールなんて、ズコーンとキーパーの位置を見て決めている」と絶賛した。
カタールW杯については「ストロングのテクニカルなプレーや、アクセントになるプレー、攻撃の起点になるプレーをやりたいけど、今回はできず、守備をしてくれと。すごい悔しい、苦しいW杯になったと思う」と分析。「W杯や五輪など大きな舞台に出たあと」には、「いろんなものが見えて、自分のチームに戻ってどんどん活躍する選手」と「モチベーションが下がって活躍できない選手」に分かれる傾向があると論じた上で「いろんなものが見えて、こうやって活躍してくれると、やっぱりどんどん期待していく」と明るい表情で語った。
さらに、クラブでの活躍は「日本代表にとっても大きなことだと思う」ときっぱり。「これから日本代表を引っ張る選手になっていかないと困るし、僕らの期待も大きい。自分のチームで活躍してくれると、『文句なしの代表』になる。ただ呼ばれるだけじゃなくて、活躍して呼ばれるということも、自信につながる」とし「メリットがあって代表に入る。代表に入っても差をつけられるくらいの選手になってきている」と述べた。
現在は「いろんな移籍、いろんなチームを経験して、大きな舞台での経験が、どんどん1人前にしてくれている」と分析。「苦労の数々、いろんな大変な戦いをしただけの経験が、これから久保君のプレーにも生かされると思う」と期待はとても大きい様子だ。今後の課題としては「いいプレーがある試合もあれば、消える試合も。日本代表のスタメンとしては、安定性が物足りない」とも語ったが、三笘らとともにけん引することが期待される新生日本代表へ「新たな日本代表のスタートを見て」「今後の日本代表も楽しみ」と満面の笑みを浮かべた。
その他、動画内では、適正ポジションや今後の移籍の可能性にも言及している。