「イングランド・プレミアリーグ、レスター２－２ブライトン」（２１日、レスター）

　ブライトンの日本代表ＭＦ三笘薫（２５）は、レスター戦の前半２７分に今季４点目となる先制点を決めた。左ＭＦでフル出場し、試合は２－２で引き分けた。

　三笘が鮮やかな先制点を決め、ブライトンに欠かせない存在となったことを証明した。「あの形は常に狙っている。試合前のフィーリングも良かった」と好調を実感するドリブラーは、初の最優秀選手「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。

　前半２７分に個人技で均衡を破った。左で対峙（たいじ）したＤＦが警戒して距離を取ると、中へ切れ込んで右足を振り抜く。ペナルティーエリア外から「余裕があったので力が抜け、いいところに飛んでくれた」という一撃はゴール右上に吸い込まれた。

　昨年９月に就任したデゼルビ監督との相性も抜群で「戦術上、ワイドの選手が得点に絡まないといけないので、より得点への意識を植え付けられている」と話す。ポジションを争う関係だったベルギー代表ＦＷトロサールはアーセナルへ移籍。攻撃のキーマンとしての自覚がプレーに表れ、期待に結果で応えている。