サッカー三浦知良が出国へ ポルトガル2部期限付き移籍が決定的「背番号は11と聞いている」
サッカー元日本代表のFW三浦知良(55)が25日、出国前の羽田空港で取材に応じた。ポルトガル2部オリベイレンセへの期限付き移籍が決定的となっており「鈴鹿もポルトガルもね、僕にとってはあまり変わらないので」と冗談っぽく意気込みつつ、「それでも生活環境が変わりますし、サッカーのスタイル、サッカー文化も違う、考え方も違う。慣れるまで少しかかるかなとは思います」と語った。
背番号については「11と聞いています」と明かした。ポルトガルに渡った後、27日午後に現地でメディカルチェックを受け、正式契約を結ぶ予定。「お金をもらいながら、プロとしてポルトガルのサッカーを経験できるのは大きな経験になりますし、人生においてプラスになっていくと思います」と今後のサッカー人生にもつながる挑戦であることを強調した。
今月8日から保有元である横浜FCの宮崎キャンプに参加。自身にとっての最終日だった21日の練習試合ではゴールも決め、順調な仕上がりを見せている。横浜FCを擁するONODERA GROUPはオリベイレンセの経営権を昨年11月に取得。今後連携を深めていく方針で、カズがその橋渡しにもなる。昨年末にはポルトガルに渡り、同クラブの施設などをチェックした。
「試合に出る、出ない。そういう葛藤もあると思いますけど、でもそれも楽しみたいなと思います」。2月には56歳を迎える。プロ38年目でブラジル、イタリア、クロアチア、オーストラリアに続く自身5カ国目となる海外でのプレーが、いよいよ目前に迫ってきた。