ミトマジック!三笘「時間がないのでとっさに蹴った」スーパー決勝弾でリバプール撃破

 後半終了間際、決勝ゴールを決める三笘(22)(ゲッティ=共同)
 決勝ゴールを決め喜ぶ三笘(右)(ロイター=共同)
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 「FA杯・4回戦、ブライトン2-1リバプール」(29日、ブライトン)

 まさに“ミトマジック”だ。サッカーのFAカップ4回戦で29日、ブライトンの三笘薫(25)はホームで行われたリバプール戦にフル出場。1-1の後半ロスタイムに右足アウトサイドで鮮やかな決勝ゴールを決めて、2-1の勝利に貢献した。21日のプレミアリーグに続いて公式戦2試合連続で、今季通算6ゴール目となった。

 カタールW杯・スペイン戦での“奇跡の1ミリ”に続き、再び三笘がミラクルを起こしてみせた。1-1で迎えた後半ロスタイム。このまま同点で終われば、再試合となる状況だった。

 FKが起点となった攻撃で、左からのクロスをトラップすると「打てれば良かったが、相手が来ていたのが分かったので、キックフェイントに変えた」。瞬時の判断で飛び込んできたディフェンダーを軽く浮かせてかわすと、「時間がないのでとっさに蹴った」という右足アウトサイドで巧みにゴール左上に突き刺した。相手GKのブラジル代表アリソン・ベッカーもお手上げのファンタスティックなシュート。流れるような右足の3タッチで、チームを2-1の逆転勝利に導いた。

 ゴール後に味方ベンチまで疾走し、チームメートを抱き合って喜びを爆発させた。背番号22は「再試合だけは避けたかった。決めにいかないと、と思った」と土壇場で勝負強さを発揮。「勝利に貢献したという点で、シチュエーションとしては一番うれしい」と価値をかみしめた。

 ここ1カ月で4ゴールを量産し、注目度は高まる一方だが「点を取っているだけで、他は別に良くないので過大評価かな。チームが勝っているから評価を得られている」と謙遜する。チームの得点王だったトロサールがアーセナルに移籍。さらに中盤の要のカイセドも移籍を志願してベンチ外。戦力ダウンも懸念された一戦だったが、それだけに三笘の存在感が際立った。

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