J1神戸・吉田監督「キャンプでけが人いっぱい出た」開幕まで2週間、4日・松本山雅戦で戦力テスト

 J1神戸の吉田孝行監督(45)がプレシーズンマッチの松本山雅戦(4日・ノエスタ)を翌日に控えた3日、オンライン取材に応じた。1月29日まで行った沖縄キャンプでは「けが人がいっぱい出て苦しい状況だった」と明かした。

 詳細は語らなかったものの「内転筋を痛めたり…。神戸のピッチとは硬さも違う」と説明。今季は退団選手が多く、新加入が約10人と約3分の1が入れ替わる中、「組み合わせを試せていない選手もいる」と18日の開幕、福岡戦(ノエスタ)へ向け課題を残す。

 大黒柱のMFアンドレス・イニエスタ(38)に関しては「万全な状況ではないと思う」と調整途上。ただ「今までのキャリアでプレシーズンの過ごし方はノーマルだと思う。全然問題ない」と、全幅の信頼は変わらない。

 けが人は続出したものの、監督は「大きなけがは少なかった」と深刻な状況ではなく、開幕まで復帰は十分に見込める。キャンプでは「昨年からのベースの意識付け、コンディションをいい状況に持っていく。非常にいいキャンプだった」と練習試合も行い、修正を繰り返しながらチームを作ってきた。

 4日の試合は「まだトライするところ、新しいチャレンジをしてみたい。シーズン中のオプションになるし、見極めたりする時期」と、シーズンを見据えた重要な戦力テストの場となる。

 昨季は開幕から出遅れ。吉田監督がJ2降格の危機にあった6月末に途中就任し、13位で残留を果たした。開幕まで2週間でチームを仕上げ、今季こそ開幕ダッシュにつなげたい。「やるからにはタイトルを目指す。昨年残留争いをしてメンバーがごそっと抜けてどうなんだという声もあるけど、やるからには自分たちはタイトルを目指したい」と、力を込めた。

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