「プレシーズンマッチ、神戸２－０松本」（４日、ノエビアスタジアム神戸）

　Ｊ１神戸が元日本代表ＦＷ大迫勇也（３２）の２ゴールで快勝した。後半２８分、ＦＷ武藤嘉紀とのワンツーを左足で鮮やかに流し込み先制点。同３５分にはこぼれ球を左足で豪快にねじ込んだ。前半にはＰＫを外したが、“倍返し”してホームのファンを沸かせた。

　１８日開幕・福岡戦（ノエスタ）に向け貫禄のデモ。「もどかしい時間が続きましたが、後半にしっかり決めて勝つ事ができて良かったです。１点目はワンツーから落ち着いて。２点目のシーンはゴール前に入っていく大事さを改めて感じました。常にゴール前に顔を出していきたいと思います」と振り返った。

　昨季は開幕から低迷し１３位に終わった。今季は雪辱を期し「タイトルを取るために僕自身、全てをささげたい。去年はふがいないシーズンでしたが、今年はしっかりと良い準備をして迎えたい」と決意をみなぎらせた。Ｗ杯日本代表に落選するなど悔しさを味わったエースが逆襲へ燃える。