「イングランド・プレミアリーグ、ブライトン１－０バーンマス」（４日、ブライトン）

　ブライトンの日本代表ＭＦ三笘薫（２５）が止まらない。ボーンマス戦の後半４２分、左サイドからのクロスに頭を合わせ、決勝点を挙げた。フル出場し、チームは１－０で勝利。公式戦３試合連続の今季通算７点目で、リーグ戦は５点目となった。

　三笘の勢いが止まらない。２週連続の劇的な決勝ゴールで再びブライトンに勝利をもたらし、公式戦ここ７試合で５得点。絶好調で評価が急上昇中のアタッカーは「毎試合決める意識でやっているし、どんどん乗ってくるところもある。プレッシャーもうまく楽しめている」と口も滑らかだ。

　前半は仕掛ける回数が少なく、珍しく軽率なミスもあった。後半に入ると見せ場は増えたものの相手の堅守を崩せず「自分に対するいら立ちがあった」。同４１分に左の角度のない位置から狙った右足シュートはＧＫに阻まれたが、その１分後に均衡を破った。

難しい体勢から

　味方に球を預けてペナルティーエリア内に入ると、左クロスに対して下がりながらジャンプ。難しい体勢から頭で合わせた。「弱く当たったのが良かった。入りそうな感じはあった」というシュートが、ゆっくりとゴールラインを越えた。

　得意の足技だけでなく決定力の高さも光り、デゼルビ監督は「最高のプレーはしていなかったが、いつか点を取ると思って交代させられなかった」と別格の信頼を寄せる。世界最高峰リーグで最も旬な存在の１人となった日本代表ＭＦは「より注目してくれればうれしい」と自信を漂わせた。