サッカーのスペイン１部リーグ、バルセロナのスペイン代表ＭＦセルヒオ・ブスケツ（３４）に対し、アルナスル（サウジアラビア）が破格待遇を準備しているという。バルセロナを拠点に展開するスポーツ紙エル・ムンド・デポルティボが７日までに伝えている。

　同紙などによると、アルナスルはブスケツに年棒手取りで１８００万ユーロ（約２５億４０００万円）の２年契約を提示しているという。サウジアラビアは２０３０年のＷ杯招致を視野に入れてリーグ全体のレベルアップを図っており、同クラブも今冬に加入したポルトガル代表ＦＷクリスティアノ・ロナウド（３８）に続く経験豊かな世界トップレベルの選手獲得を狙っているとされる。

　ブスケツは昨年末にインテル・マイアミ（米国）へ移籍する予定だったが、翻意してバルセロナでのプレーを継続している。今季限りで契約が切れるものの、シャビ監督は同選手の残留を熱望。今後はクラブからの契約延長提示を待ち、去就を決める方針とみられる。