レアル・マドリード クラブW杯5度目V アンチェロッティ監督「残りのシーズンへ弾みに」
「クラブW杯・決勝、レアル・マドリード5-3アルヒラル」(11日、ラバト)
決勝が行われ、レアル・マドリード(スペイン)がアルヒラル(サウジアラビア)を5-3で下し、大会最多を更新する5度目の優勝を果たした。10大会連続で欧州代表がクラブ世界一となった。RマドリードはFWビニシウス(22)とバルベルデ(24)が2ゴールずつ決め、MFベンゼマ(35)も得点。4大会ぶりの頂点に立った。大会最優秀選手にはビニシウスが選ばれた。タンジェで行われた3位決定戦はフラメンゴ(ブラジル)がアルアハリ(エジプト)を4-2で退けた。
レアル・マドリードが欧州王者の貫禄を示した。トヨタカップなど前身大会を含めると8度目となる世界一の称号を手にしアンチェロッティ監督は「防げるミスもあったが、チームは進化している。残りのシーズンへ弾みになる」と満足した。
タイプが異なる左右のFWが全得点に絡んで攻撃を引っ張った。前半13分に左からビニシウスが抜け出して先制し、5分後に右からバルベルデが鋭いシュートで加点。後半にもそれぞれサイドを崩してゴールを決めた。
けがから復帰したベンゼマは1得点1アシスト。2連覇を目指す欧州チャンピオンズリーグ(CL)と国内リーグが佳境に差しかかり、アンチェロッティ監督は「厳しい戦いが待っているが、自信はある」と力強かった。