長友佑都 脱ブラボー「帰ってきたらスベった感じ、つらい」 J開幕を新沸騰ワードで盛り上げる
30周年を迎えるJリーグの新シーズン開幕を告げる「キックオフカンファレンス」が14日、都内でJ1全18チームが参加して開かれた。FC東京のDF長友佑都(36)はJリーグの熱い戦いの中で、「ブラボー!」に続く新たな“沸騰ワード”を生み出すことも予告。また、神戸のMFアンドレス・イニエスタ(38)も昨季13位からの巻き返しへ熱い思いを示した。
日本中を熱狂させたカタールW杯から2カ月。開幕前会見に臨んだ長友は、この勢いを一過性のものにしないため、今季のJリーグを盛り上げていく決意の程を示した。
「W杯でサッカー熱が盛り上がってきたと感じた。Jリーグで熱を継続させないと日本サッカーの発展にはつながっていかない」
徐々に言葉に熱を帯び、サッカー熱継続へ「ピッチの中で魅せることはもちろん、ピッチ外でもJリーグの魅力を発信していきたい」と続けた。
早速、会見では18日の開幕戦(味スタ)の相手でもある、同学年の浦和FW興梠と“舌戦”を展開。「高校の時、僕はアンカーで興梠選手をマンマークして、よくケンカをしていた。そういう関係性なので絶対に負けたくない」と挑発だ。
これに興梠も「僕が水を飲むときにもついてきた。それぐらいマンマークが激しい選手だった」と笑わせながら「開幕戦が終わってFC東京さんから『ブラボー!』という声が聞こえないように頑張りたい」と応戦した。
ただ、長友はW杯での“ブラボーブーム”に意外な悩みも。「(日本に)帰ってきてから求められるが、なかなかあの熱が出せなくてスベった感じになっているのが非常につらくて」と苦笑いした。
それならば、Jの舞台で新たな魂の言葉を紡ぎ出すだけだ。「Jリーグ、FC東京に対する熱を自分の言葉で発した時に、また大きく広がっていく。自分の魂のままで。楽しみにしてください」。プレーで、言葉で、長友が今季のJリーグを熱く燃え上がらせる。