パリSG ホームで敗戦 エムバペ強行出場も実らず「第2戦は勝ちにいく」
「欧州CL・決勝トーナメント1回戦、パリ・サンジェルマン0-1バイエルン・ミュンヘン」(14日、パリ)
サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は14日、決勝トーナメント1回戦が始まり、パリなどで第1戦の2試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が敵地でパリ・サンジェルマン(フランス)を1-0で下した。3季ぶりの優勝を狙うBミュンヘンは、後半8分のコマンによる1点を守り切って先勝した。ACミラン(イタリア)はホームでトットナム(イングランド)に1-0で勝った。両カードの第2戦は3月8日に行われる。
パリ・サンジェルマンは先制されると負傷明けのエムバペを投入してメッシ、ネイマールとのトリオで何度もゴールに迫った。それでも1点が遠く、国内カップ、リーグと合わせてこの1週間で公式戦3連敗。ガルティエ監督は「最後の30分は希望を持てる内容だった。まだ勝負が決まったわけではない」と努めて前を向いた。
メッシとネイマールを2トップで起用した前半は見せ場がなく、後半12分からエムバペが強行出場。1日に左太もも裏を痛めて3週間の離脱とされていたFWは、けがの影響を感じさせずに攻撃を一気に活性化した。
後半37分に左クロスに猛然と走り込んで合わせて喜びを爆発させたが、前のプレーでオフサイドがあったため取り消された。2分後にはメッシも決定機でシュートをDFにブロックされ、最後まで追い付けなかった。
W杯カタール大会で得点王のエムバペと最優秀選手のメッシという主役2人を擁して悲願のCL初制覇を目指すが、早くも窮地に追い込まれた。エムバペは「自分たちが攻撃サッカーを展開すれば相手にとって脅威になれる。第2戦は勝ちにいく」と3週間後の再戦に目を向けた。