バルサが審判買収? 技術委員会副会長へ約2億円支払いか

 スペイン1部リーグ、バルセロナがスペイン審判技術委員会の副会長に合計約140万ユーロ(現在のレートで約2億円)を支払っていたという。スペインのラジオ局カデナ・セールの一報を受け同国の複数メディアが伝えている。

 対象になったのは2018年まで同組織の副会長を務めていたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏で、バルセロナから2016年から2018年まで同氏が所有する会社を通じ、33回に分けて同金額を受け取っていた。警察など捜査機関が汚職の容疑で調べているという。スポーツ紙マルカでは1面から「スキャンダル」と展開し、今後課される可能性のある処分について予測しているほか、バルセロナの複数メディアがこの件についてほぼ伝えていない状況を受け「口止め協定がある」とメディア統制があるとしている。

 一方、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はクラブメディアを通じてコメント。「クラブが契約したのはスペインの下部組織年代の選手たちについての報告を外部発注したもの。それに加えて、審判に関する助言を受けていたが、これはビッククラブではごく普通にあるもの」と説明した。さらに「ニュースはインパクトがあるが、この時期に出てきたのは単なる偶然ではない」とチームの調子が良い時にライバルであるマドリードを中心とするメディアが“揺さぶり”をかけているとし、「バルセロナの信望と利益を守るためにはあらゆる行動を起こす」と法的措置も辞さない覚悟だとしている。

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