「Jリーグ夏開幕」シーズン移行議論再開 ACLの日程変更踏まえ

 Jリーグが開幕を現行の2月から夏へと変更するシーズン移行の議論を再開させることが16日、複数の関係者への取材で分かった。東京都内で開いた実行委員会で確認した。2017年に「移行しない」と結論付けていたが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)が9月開幕に変更されたことを踏まえ、再び話し合う。

 17年には日本サッカー協会から提案を受けたJリーグが開幕を2月から8月へ移行する案を検討。しかし、経営面のリスクや降雪地の環境整備の課題などを理由に移行しなかった。ただ、ACLの開催時期変更がシーズン移行を再検討する契機になり得るとの申し合わせがあり、再開の方向となった。

 関係者によると、実行委には日本協会の田嶋幸三会長も出席し、夏に開幕する欧州の日程や移行による利点を説明した。移行すれば、日本代表強化や移籍活性化などのメリットが挙げられる。一方で「賛否がある」との声があり、今後話し合いを重ねる。

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