「欧州ＣＬ・決勝Ｔ１回戦第１戦、リバプール２－５レアル・マドリード」（２１日、リバプール）

　レアル・マドリードのアンチェロッティ監督が試合後、自軍のブラジル代表ＦＷビニシウスを「現時点では世界サッカー界で最も決定的な選手」と絶賛した。マルカ紙などスペイン各紙が報じている。

　レアルはこの日、アウェーでのキックオフからわずか１４分で２失点。しかし、そこから爆発的な攻撃力を発揮して大量５得点を奪い返した。反撃ののろしとなるチーム１得点目と相手ＧＫのミスから同点となる同２得点目を奪った同選手について、指揮官は「プレーの継続性が素晴らしい。止まることがなく、ドリブル、アシスト、得点と特徴がある。最近になって決定力が高まった。願わくば今の流れを続けて欲しい」と賛辞を惜しまなかった。

　なお開始早々の２失点については「（マンチェスター・シティーとの）昨季の準決勝のことを思い出した。でも今回は改善された。なぜなら前回は開始から１０分（で２失点）だったが今回は１４分だった」とジョーク混じりに“進歩”を強調。さらには「苦しむことは分かっていた。大事なのは冷静さを保ち、感情をコントロールすることだった。この点でカリム（ベンゼマ）、モドリッチ、ベンチにいたクロースとベテラン選手が大いに手助けしてくれた」と振り返った。